葉隠縁の地

葉隠発祥の地:山本常朝 隠棲の地



1700年5月16日に当時の佐賀藩第2代藩主光茂が亡くなったのを機に山本常朝は髷をおろして出家し名を「旭山常朝kyokuzan jouchou」と号し、49日法要が済むや、殿の菩提を弔う為にこの地にあった朝陽軒(後に宗寿庵)に隠棲しました。

10年後の1710年3月5日、当時同じく鍋島藩士であった田代陣基(tashiro tsuramoto) が人生の師を求めてここを訪ね、それからこの地にあった宗寿庵に4年、大小隈の庵に移ってから3年の足かけ7年の歳月をかけて11巻からなる「葉隠聞書」をまとめました。

この「常朝先生垂訓碑」は常朝がこの地を踏んでから235年後の1935年に建てられ、この碑の裏には常朝と陣基が初めて出会った時に交わされた俳句

"浮世から何里あらふか山櫻"
"白雲や只今花に尋ね合ひ"

が刻まれています。

佐賀バスセンター2番のりばから、30番「尼寺・金立線(にいじ・きんりゅう)」乗車、「弘学館前」下車徒歩3分。

住所:佐賀県佐賀市金立町