葉隠縁の地

曹洞宗 興国山賢宗寺(koukokuzan kensouji):鍋島家江戸菩提寺



1635年、初代藩主鍋島勝茂が若くして疱瘡で亡くなった息子、忠直(tadanao)の菩提を弔う為に創建したお寺で、忠直の戒名「興国院殿敬英賢崇大居士」から、興国山賢崇寺となづけられました。

ここにある墓石は全て五輪塔に統一されており、夫人達も含め一族の墓が整然と並んでいます。350年以上も前に建てられた五輪塔が、今もひっそりと佇む東京ではとても珍しい場所でもあります。

五輪塔:供養塔や墓塔として使われる仏塔。下から方形=地輪(ちりん)、円形=水輪(すいりん)、三角形=火輪(かりん)、半月形=風輪(ふうりん)、宝珠形=空輪(くうりん)、となっており宇宙の構成要素と考えられた五大を象徴しています。

地下鉄南北線「麻布十番駅」下車、徒歩5分。

住所:東京都港区元麻布1-2-12